カスケードスタイルシート（以下CSS）は、HTMLと併用しその見栄えの向上を図るものです。 現在（１９９９．５）、HTML4.0と共にCSS2の仕様がW3Cから勧告されており、これらに準拠するブラウザも多数公開されています。 ただし、完全な互換性をもつブラウザはほんの一握りであり、まだまだ完全に実用レベルとは言い難いものの、着実にその対応が取られているのも事実です。
当サイトにおいても、積極的にCSSを導入し、HTMLのDTDオンリー化を進めています。 このような草分け的な運動こそが、一時も早い真の標準化になるものと信じて、そして、その手助けをするため当コンテンツの立ち上げに至りました。 また、当サイトのCSSに関するページにおいて、一部NN4対応として煩雑なスタイル定義をしております。 これは、NN4の継承性の誤認識やブロックレベル・インライン要素の取り違え等に対応するもので、本来の定義とは逸脱しております。 それでもブロックレベル要素（サンプルや各プロパティの説明など）に関して一部、作者の意図とは異なる表示になっておりますが、それなりのCSSの活用は可能と考えます。 （＃せめてIE4or5並のCSS表現力を付けて欲しい(^^;;）
当リファレンスにおいて一部釈然としない、また誤記、不明瞭な部分があるかもしれませんが、その辺は笑って許して下さい。 また、当サイトはW3Cとは一切関係ありませんので、当サイトに関する苦情やご要望は当サイト管理者にご連絡いただけるよう、お願いいたします。
CSSは、HTMLから見栄えに関する部分を切り離すために生まれてきたもので、主に表示に関する定義付けをHTMLに対して行います。 表示の他にも、印刷や発声などの分野にも適用されいるので、今後の発展も期待できます。
CSSには「Level1(CSS1)」と「Level2(CSS2)」の２種類が現在勧告されておりますが、当サイトにおいては現在CSS1に対するリファレンスとして立ち上げました。 CSS2はCSS1の上位互換を保っており、CSS1で採用されているものは全てCSS2でも有効です。 また、基本的な見栄えを実現するにはCSS1だけでも十分とも思えるほどしっかりしたものなので、初めての方にはCSS1をお奨めします。 （何れにしてもCSS2に完全対応しているブラウザなんかある？？）
ところで、一番気になるであろうCSSを記述するに当たっての難度に関しては、個人的には非常に簡単なものだと認識しております。 HTMLの基本的な部分さえ（正しく）理解しておけば、ほんの数日で理解できますし、多少間違っていてもブラウザが何とかしてくれる(?)ものです。 いつもそうですが、どのブラウザがどの程度CSSに対応していて、どの程度正しく（著者のイメージ通りに）表示されるか、この知識を覚えていくのが大変なくらいです。
具体的には、例えばフォントの大きさを任意の大きさに出来たり（HTMLでは6,7段階までが限界）、TABLE要素を使わずにレイアウト表現（結構大変だが）出来たり、 行間を設定できたり、リストのマークを変えたりと、（不満が無いわけではないが）至れり尽くせりです。 これまでHTMLのタグを用いて何とか実現してきた方法を殆ど全てCSSで代用可能でしょう。
上位機能とは、次のCSS（つまりCSS2）に対応するためのCSS1の一部のプロパティの機能を指します。 これらの機能は必ずしもブラウザは対応しなくても良いことになっており、当リファレンス中においても明記しています。 これらを除く機能、つまり必ず必要な機能を、リファレンス中では「CSS1コア」と表現（W3Cより引用）しています。 ただし、ブラウザは将来のため上位互換の規則に従う必要があります。
これらの機能に対して、ブラウザはサポートする必要が無く、サポートしていなくともCSS1に適合していることになります。 「CSS1対応」とされていても、一部の機能は使えない可能性があることを記憶しておいた方が良いです。 代表例として、CSS完全サポートを唱っているIE5ですら、これらの機能はサポートしておりません。
ただし、下記の項目については必ず対応しなければならない項目とされています。
いろいろと参考にさせて頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。