一言にアクセス解析といっても、企業レベルが行うもの、個人レベルで行うものと様々です。 ここでは、あくまで個人を対象に簡単な解析を行うことを対象にします。
また、アクセス解析結果をどのようにホームページに活かしていくかはホームページのテーマによって異なってくることが多いので、参考までに止めるようにして下さい。
自力でアクセス解析を行うにはそれなりの技術が必要になることが多いようです。 そこで、無料で解析を代行してくれるサイトを利用することが最も簡単に解析結果を得ることが可能です。
有名なサイトに「Gigahit」というところがあります。 ここは、登録をした後に、自分のホームページにスクリプトを埋め込むだけの簡単なものです。 また、複数のページに対応できるため、どこのページにどれだけのアクセスがあったかを掴むことが可能です。
更に詳細な解析では、OS別やブラウザ別、リンク元別など、様々な面からの解析が可能です。 また、ランキングシステムもあり、参加ホームページの中で上位のホームページはランキング表示されます。
ただし、無料サイトであるがために、スクリプトを埋め込んだところには広告バナーが表示されます。 また、最大でも1ヶ月前までの解析しか出来ないため、短期間の解析しかできません。
しかし、無料でここまで解析できれば十分と思えるほどのものであり、一見の価値はあるかと思います。
CGIを用いたアクセスカウンタと同類で、アクセスログを残していくものがあります。 アクセスログとは、アクセスがあった時の訪問者のブラウザやOS、ドメイン名、日時などを記録していったもので、これを蓄積していけば、様々な傾向やユーザー層などがわかります。
ただし、アクセスログは短期間で非常に大きなサイズになっていきますので、サーバーから待避してやらなくてはなりません。 そういう面倒はあるものの、過去の全てのログが手元に残るため、非常に重宝する情報となります。
「初めてのホームページ講座」では、「MAGURO ONLINE Yokohama」さんのアクセスカウンタを用いており、このCGIは定期的にメールでログを送信する機能を持っており、これを自分のPCで編集してログを作っています。
このアクセスログを専用プログラムで解析し、過去のアクセスのあった日時やブラウザ、ドメイン等を解析しています。
解析しただけでは、自己満足に終わってしまいます。これを自分のホームページに反映してこそ、解析した甲斐があるというものです。
ここで触れたものを併用したとして、以下のような項目の解析が可能です。
これらの結果をホームページに活かす方法に少しだけ触れてみましょう。 曜日別のアクセスがわかれば、何曜日のアクセスが多いかがわかります。 例えば、メルマガを発行しているのが金曜日で、アクセスが金曜日に集まっている場合、メルマガの効果がホームページのアクセスへ繋がっていることを意味しています。 そうでなければ、効果がないということになります。
また、ページ別ではどのページに人気があるのかがわかり、そのページに今後も力を入れていけば、更にアクセス数アップに繋がることでしょう。 また逆に人気のないページは思い切ってリニューアルしてみるのも良いでしょう。
ブラウザ別などでは、どのブラウザで自分のホームページを作り込んでいけば良いかがわかります。 IE3.0やNN3.0でのアクセスが極端に少なければ、それらへのサポートは止め、HTML作りを効率化したり、テキストブラウザでのアクセスが多いようなら、画像を使うのを避けた方が良いでしょう。
つまり、ホームページに訪れる訪問者を中心に考え、どのように改善していくのが良いか、その方向性を決める一つの指針にすることが可能です。 また、そうすることで、更に良いホームページ作成が可能になり、結果的にアクセスアップに繋がっていくことでしょう。
最初の取っ掛かりは難しいですが、是非皆さんにもチャレンジして頂きたい内容の1つです。