SITEMAP [初めてのホームページ講座] [WebMasterへの道] [6.ホームページ更新]

WebMasterへの道

6. ホームページ更新

6-1. サイト全体の完成と定期更新

ホームページが工事中だらけでは様になりません。 自分のやる気を出すためにとりあえず公開したものの、訪問者の事を考えるとそうはいきません。 工事中の多いホームページに出会ったとき、あなたはどう思われますか?

ここではまず、ホームページ全体の完成を急ぎましょう。 必要があれば、当分作る予定のないものなどは、メニューや文章中のリンクから外しておきましょう。 先に記したように、浅く広いホームページよりも、内容の深いホームページの方が好まれることもあります。 何も急いでいろんなことをする必要はないので、自分のペースに合わせて全体を完成させていきましょう。

公開後から追加更新する場合は、どこを増やしたのかを明記すると、訪問者に分かり易くなります。「What's New」などがそれに当たります。 また、必要な箇所に「New」マークを付けるなどの方法も効果的です。

また、近日中に公開予定がある場合、「いついつ公開します」という宣言をするのも1つの方法です。 これにより、訪問者はまたそのころにやってこようと思い、リピータ確保に繋がります。 更に、自分の目標になるので、定期的なホームページ更新へも繋がります。

定期的な更新はリピータの確保だけでなく、口コミによるホームページの宣伝にも繋がり、更にアクセスアップをしていくことでしょう。 有名になれば、雑誌やメルマガなどで取り扱って貰え、更に相乗効果を生み出します。 ここまでくれば、ホームページ運営は軌道に乗るのですが、現実問題では簡単ではありません。

通常、何らかの効果が身に感じることができるまで1〜2ヶ月かかるものです。 焦らず、じっくりと構えておきましょう。

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6-2. レベルアップ

テキストオンリーのホームページでは何とも殺風景です。 そこに画像を配置したり、バナーを付けてオリジナリティを出したり、訪問者との双方向の情報交換や交流を図ったりすることで、更にホームページが活気づいてくることでしょう。 これらは世間一般的に普及しているものですが、初心者にはどうやって良いのか分からない、等の問題があるかと思います。 ここでは、このような技術について触れていきます。

6-2-1. グラフィカルなページ

ホームページを飾る重要な要素に「画像」があります。画像は静止画と動画があり、ここでは静止画に止めるものとします。

静止画像も一般的に多くの画像形式が存在します。 その画像形式の中でブラウザに表示できる画像形式はごく僅かです。 一般的に3種類で、以下の通りです。(PNGは未対応が多い)

JPEG形式(Joint Photographic Experts Groupe:ジェーペグ)
フルカラー、インターレースに対応。GIFに並んで、最も普及している画像形式の1つ。 最近はデジカメなどがこの形式に対応しており、一般的な普及も進んでいる。 GIFとは異なる圧縮技術を用いており、決められたパターンの圧縮などに優れている。
拡張子 .jpg .jpeg
GIF形式(Graphic Interchange Format:ジーアイエフ、ジフ、ギフ)
最大256色で、インターレース、透過にも対応。 (GIFバージョンによる)最も普及している画像形式とも言える。 またアニメーション処理も可能であり、静止画像ながら動画のような画像も作成できる。 最近は特許の問題が浮上しその将来の動向が注目される。
拡張子 .gif
PNG形式(Portable Network Graphics:ピーエヌジー)
W3Cがインターネット向けに発表したビットマップ方式の画像ファイル。 フルカラー、インターレース、透過などに対応しており、GIF形式よりも圧縮効率が良いとされている。 ブラウザが対応していくことが予想されているので、今後の普及が期待される。 (そういいながら数年経っているけど)
拡張子 .png

等があります。 写真のようなフルカラーが必要な場合はJPEGで、イラストなどはGIFで、というように用途別に使い分けます。 特筆すべき点は、GIFがアニメーション処理が可能な点であり、これは複数の静止画像を一定時間ごとに切り替え、いかにも動いているように見せかける技術で、俗にいう「パラパラ漫画」に似ています。

さて、本題に入りますが、フリー画像を使う場合は、どこかのフリー画像を公開しているサイト(3-3-3参照)からもらってくるか、雑誌に付いている著作権フリーの画像を使います。 ホームページ作成当初はこれで全く問題ありません。

引き続きホームページ作成を行っていくと、オリジナリティが欲しくなってくるものです。 例えばメインタイトルなどがそれにあたります。 この時に上記画像形式での作成が必要になります。 作成ソフトは3-3-3を参照して下さい。

どんなものを作れば良いか? これは皆さんの方が得意でしょうから、作る上での注意しなければならない点について触れてみます。

画像形式は当然として、その他にも画像ファイルの大きさに注意が必要です。 特にアニメーションGIFの場合はそれが言えます。 1ページの読込時間を10秒とし、接続36Kbpsで行ったとすると、45KByteまで許されることになります。 HTMLが5KBとすると、残り40KBが画像に使えるサイズということになります。 ですから、この程度の画像ファイルでなければ、それなりの読込時間が必要となり、訪問者に嫌な思いをさせてしまうことになります。 (例えばで10秒と仮定しましたが、これでも私は長く感じます)

一般的に画像ファイルは多くの色数で描くため、ファイルサイズが大きくなりがちですが、これだけの色数を人の目で見ても意味がない場合があります。 例えばタイトルロゴなどは、多少色数が少なく、荒くなっても問題が無い場合が殆どです。 こういう場合、作った画像ファイルを減色すると効果的です。 この減色には通常ソフトが必要で、一般的な画像作成総合ソフトにはツールとして組み込まれています。その他のソフトを紹介します。

Diet Palette(シェアウエア)
http://hp.vector.co.jp/authors/VA006597/graphics/graphics.htm
OPTPiX(シェアウエア)
http://www.webtech.co.jp/optpix/
pag1テトラヘドロン(シェアウエア)
http://www.pag1-unet.ocn.ne.jp/frame_index2.asp

サイズを小さくする他にインターレース機能を使って、読込時間を長く感じさせない方法も有効です。 この形式での保存はソフトに依存しますが、大概は付いています。 インターレースとは、画像を部分的に表示していくもので、訪問者は画像が一部でも直ぐに見ることが出来るので、イライラ感が少なくなります。

見栄えに関しては、透過機能を使うことでより良くなることもあります。 ページの背景と同系色を透過設定すれば、背景にとけ込んで見えるので綺麗に見えます。

このように使える技術を使いこなし、軽く綺麗な画像を作ることがホームページを飾る本当の達人になる秘訣でしょうね。

6-2-2. バナー作成

バナーとは、自分のホームページの広告画像で、よく他人のホームページに貼ってもらい、そこからリンクする形をとります。 ですので、画像サイズには特に注意する必要があります。

またバナーの見た目の大きさに特に決まりはありませんが、一般的に横88ピクセル、縦31ピクセルが普及しています。 凄く中途半端な数値で、なぜこうなったのか疑問がありますが、これに対して確実な答えを出せる人はいないと言われています。 俗説ですが、どこかのホームページで88、31ピクセルを公開して以来、それを見習う慣習が出来、その後のインターネットの大流行を迎え、更にそのサイズが広がったようです。

アニメーションGIFを使ったバナーを多く見かけますが、これを嫌う方も多くいるようです。 これはおそらく、画像ファイルのサイズが大きいためであり、こういう方のために、小さなサイズのバナーも同時に用意しておいた方が良いでしょう。

何はともあれ、自分のホームページを飾る大事な画像ですので、思い入れを強く出しても良いでしょうね。

誰か「初めてのホームページ講座」のバナー作ってくれないかな・・・

6-2-3. CGIの活用

ホームページを作り上げていくと最後にどうしてもやりたくなるのが、訪問者との双方向コミュニケーションであったり、アクセス数の監視であったりします。 これらの複雑な処理を必要とするものは殆どCGIを利用します。

CGIの他にも、Java,JavaScript,SSI等がありますが、一般的にCGIが最も使われます。 CGIとは、Common Gateway Interfaceの略で、サーバーとそのファイル間でデータ授受を行うことを可能にし、インターラクティブなホームページの実現が可能となります。 また、プログラム言語のPerlやCなどが使われます。

CGIを使って、どんなことができるのでしょうか。 以下に一例を挙げます。

アクセスカウンタ
訪問者のページにアクセスした数をカウントするものです。 連続したドメインによるアクセスをカウントしないもの、何でもカウントするものなどがあります。 また、今日のアクセス、昨日のアクセスなども取ることが可能なものもあります。 使いたい方を明確にしてホームページに採用しましょう。
掲示板
タイトルやメールアドレス、URLなどを入れる欄と、本文を書く欄などがあります。 訪問者と管理者、訪問者同士の交流に有効なものです。 一覧表示するものやツリー形式に表示するものなどがあります。
チャット
一見掲示板に似ていますが、リアルタイムで交流を図る方法に使用できます。 複数の人が同時にアクセスし、その場で文字を交わすものです。 タイムラグがほとんど無いため、通常の会話のように交流が可能です。
アクセス解析
いつ、どこから、何を使ってアクセスしてきたかなどを総合的に解析し、解析結果をHTML化し表示します。 パスワード処理を行い、管理者だけにしか見せないような設定も可能なものがあります。
検索システム
一般的な検索エンジンをはじめ、様々な局面で使用されます。 個人サイトでもボリュームの大きなところでは使用している例もあります。

プログラムですので、この他にも様々なことが可能ですが、一般的に使われている技術はこのようなものです。 この中でも特にアクセスカウンタと掲示板、チャットは皆さんもご存じでしょうし、既に使われている方も多くいるかと思います。

これらのプログラムを自分で作るにはかなりの努力が必要で、初心者には荷が重すぎます。 その場合は、フリーのプログラムを使うことが最も早く確実な方法です。 そのような親切なサイトをご紹介します。

ネットサーフレスキュー Web裏
http://www.ask.ne.jp/~rescue/
MAGURO ONLINE Yokohama
http://www2s.biglobe.ne.jp/~maekawa/

この他にも星の数ほどありますので、検索エンジンで探してみるのも良いでしょう。 上記の2つのサイトは私もよくお世話になっているところで、特に「MAGURO ONLINE Yokohama」さんのアクセスカウンタはアクセス解析用に使わせて頂いてます。

このようなフリーのものを使っても実際の設定は自分で行わなければならないもので、初心者には難しいかもしれませんが、何とかなると思います。 最近では、プロバイダが用意してくれているものもあり、それを利用するとプロバイダのサポートが受けられます。

CGIはサーバーとデータのやり取りを行うため、CGIの使用許可をしていないプロバイダもあります。 ご自分のプロバイダの設定を確認することを忘れないで下さい。

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Last modified Feb,2001
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