Internet Explorer4.0以上のビルトイン機能を使ったフィルターに関するページです。 CSSというわけではないのですが、フィルターをかけ文字に修飾を加えることが可能です。 ブラウザを限定してでも、面白い演出をしてみたい、そういう方にはなかなかのものです。 ちなみに、テキストでも画像でも何でも処理してしまいますので、変わった表現はいくらでもできます。 しかも基本的にCSS的な記述を行うため、認識できないブラウザで表示できなくなるようなことは少ない(当然フィルターは無くなるが)ものと考えられます。
サンプルでは、JavaScriptを用いてその場でパラメータに対する結果を見ることができるので便利です。 何はともあれ、まずはお試しあれ!
全部で16種類ほどあります。 その一覧は以下の通りです。 大文字、小文字は関係ありません。
各フィルター名から詳細説明のページへいけますので、詳しくはそちらをご覧下さい。 サンプルもそこにあります。
フィルタ名 | 機能 | 書式 |
---|---|---|
ALPHA | 透明度の指定 | style,opacity,finishopacity,startx,starty,finishx,finishy |
BLUR | ぼかしの生成 | add,direction,strength |
CHROMA | 透過色の指定 | color |
DROPSHADOW | 影の生成 | color,offx,offy,positive |
FLIPH | 水平方向のミラーリング | なし |
FLIPV | 垂直方向のミラーリング | なし |
GLOW | にじみの生成 | color,strength |
GRAY | モノトーン化 | なし |
INVERT | 色の反転 | なし |
LIGHT | 輝度 | なし |
MASK | 透過色の反転 | color |
SHADOW | 立体的な影の生成 | color,direction |
WAVE | うねりの生成 | add,freq,lightstrength,phase,strength |
XRAY | 縁どり(モノ) | なし |
全てのタグにフィルターを使用することができるわけではありません。 が、IE5ではテスト結果のように、殆どそれなりに表示してくれるようです。 一部、おかしな所もありますが、これらを使わないようにすれば問題ものと考えられます。 このテスト結果のソースをご覧なって下さい。
しかしインライン要素 (span要素、em要素など)では、仕様上の問題からか、フィルターの適用はできないようです。 この場合、ブロックレベル要素に置き換えると、うまく表示できます。 例えば、CSSプロパティの position(absolute)やwidth, heightなどを指定すると対応できます。 (サンプルでは、widthプロパティを指定)