SITEMAP [初めてのホームページ講座] [CSS] [CSS1] [値の説明]

CSS1 Reference

値の説明


1. プロパティの値の表記方法

プロパティの値の表記方法についての説明をします。 結構解り難いですが、馴れればそうでもありませんし、W3Cの説明と同じ方法です。

N | NW | NE
[ <length> | thick | thin ]{1,4}
[<family-name> , ]* <family-name>
<url>? <color> [ / <color> ]?
<url> || <color>
<>(不等号内の文字)
値の種類を示しています。一般的な種類は別途、特殊な場合は各プロパティで解説します。 ex)<length> , <color>
通常の文字列(不等号の無い文字)
値そのものを示します。指定する際はそのまま標記しなければなりません。「/」「,」も含みます。 ex)thick , thin
並記された複数の値
全てその順番に指定する必要があります。
| で区切られた値
何れか1つのみを指定する必要があります。
|| で区切られた値
少なくとも1つを任意の順序で指定する必要があります。
[] (大括弧内の値)
グループ化を示します。並記されている場合、最優先になります。
* (アスタリスク)
0回以上の繰り返しを示します。
+ (プラス)
1回以上の繰り返しを示します。
? (クエスチョン)
オプション(1回以下の指定が可能)であることを示します。
{A,B} (中括弧)
A回以上、B回以下の繰り返しを示します。
[Go To Top]

2. 値の説明

2-1. 長さ (<length>)

長さは、小数点、正負を問わずに指定可能ですが、負の数値の使用は実装上推奨できません。 また、0を採る場合は単位は指定する必要はありません。 長さに対する単位は以下のようになっており、絶対値指定相対値指定が可能です。

相対値指定

相対値には3種類の単位(指定方法)が存在します。

em
フォントの縦方向の長さを1em(エム)とする相対値
ex
フォントの「x-height」の長さを1ex(エックス)とする相対値
px
画面の表示可能な最小の画素の大きさを1px(ピクセル)とする相対値
BODY { font-size : 12pt; }   /*BODY要素フォントサイズを12pt*/
H1 {   font-size :  2em; }   /*H1要素フォントサイズを12ptの2倍*/

相対値指定の場合、画面の他プリンタなどにも適用が簡単です。 身近なところでは、フォントサイズについて考えてみると、例えば、BODY要素に12ptを指定していたとします。 更にH1要素に16ptを指定し、表題として機能させていたとします。 12pt-24ptの差で表題と認識できていたとしても、仮にBODY要素を16ptに変更すると、16pt-24ptの差になり表題として認識がし辛くなります。 バランスも悪いので(と仮定)、H1要素も32ptに変更しなければなりません。 これでは、スタイル全体のフォントサイズを変更する必要があり、その変更はフォントサイズに止まらず、行間やインデントなど全ての変更が必要になります。 その労力は大変なもので、これを相対値指定しておけば簡単に問題解決できるのです。 BODY要素には12pt、H1要素には2emとするだけで、12ptを16ptに変更すると、H1要素も24ptから32ptに自動的に変更されます。

一般的に相対値の指定を行う場合、その要素に対するフォントの大きさに対した相対値を採ります。 ただし、フォントの相対値指定の場合は、親要素に対する相対値を採ります。

また、相対値指定した結果の継承については、その相対値指定した計算結果を継承します。決して、相対値を継承するものではありません。 この考え方は、割合指定も同様です。

絶対値指定

出力先(画面やプリンタなど)の物理的な単位が解っている場合のみ使用可能で、以下のようなものがあります。

pt
ポイント(72pt=1in)
cm
センチメートル(1cm=10mm)
mm
ミリメートル
in
インチ(1in=25.4cm)
pc
パイカ(1pc=12pt)
BODY { font-size   : 12pt; }    /*BODY要素フォントサイズを12pt*/
P {    line-height : 1pc; }     /*P要素行間を1パイカ*/

指定したそのままが出力できない場合は、その近似値が出力されます。

[Go To Top]

2-2. 割合 (<percentage>)

長さは、小数点、正負を問わずに指定可能ですが、負の数値の使用は推奨されていません。 また、数値の後に「%」を付け加えることで指定します。

ただし、割合指定が使用可能なプロパティは全てではありませんので、使用可能かどうかは各プロパティの説明を参照して下さい。

BODY { font-size : 12pt; }   /*BODY要素フォントサイズを12pt*/
H1 {   font-size : 150%; }   /*H1要素フォントサイズを12ptの150%の18pt*/
[Go To Top]

2-3. 色 (<color>)

色指定は、文字列(カラーネーム)かRGB値による指定を行います。正確には下表に基づきます。

項目指定方法
#RGB16進数で1桁ずつ指定#f00
#RRGGBB16進数で2桁ずつ指定#ff0000
rgb(R,G,B)10進数で3つ(R,G,B)指定rgb(255,0,0)
rgb(R,G,B)割合で3つ(R,G,B)指定rgb(100%,0%,0%)
カラーネーム定義済みの文字列で指定red

上の例は全て「赤」を意味しています。指定した数値が規定の範囲を超過する場合は、(実装上)その範囲外の数値を無視します。 例えば、rgb(300,0,0)としてもrgb(255,0,0)とみなされます。

定義されているカラーネームは全部で16色(aqua, black, blue, fuchsia, gray, green, lime, maroon, navy, olive, purple, red, silver, teal, white, yellow)です。 ただし、一部のブラウザなどではこの他のカラーネームも使用できるようですが、これではユーザー環境に左右されるので推奨はできません。

[Go To Top]

2-4. URL (<url>)

関数的な標記方法で指定します。相対パスでも指定可能ですが、スタイルシートからの相対パスとして指定します。

BODY { background-image : url(./image/bgimage.gif); }  /*相対パスはスタイルシートからの相対位置*/
[Go To Top]

Last modified Apr,2002
Copyright(C)1999 Miyazaki , All Rights Reserved.