次に横スクロールバーを表示させた状態にして、縦方向のサイズを少し小さくしてから縦方向の表示幅を調べました。 不測の事態で横方向にはみ出して、縦方向の幅が減った状態が想定されます。 縦方向のサイズが小さくなったからといって、それ程心配しなくても良い項目でしょう。 結果は表1に示しています。
IE4,5においては、横スクロールバーが現れたときに縦幅が減少しました。 縦スクロールバーと異なり、常に表示されているわけではないため横方向にはみ出た際に突如表示されることになります。 更にマージンなどはそのまま残りますので、結果的に表示領域が狭くなります。 表2のように、通常時に対して16ピクセル減少します。
縦スクロールバー付き状態でのサイズと同様にNN3,NN4ではスクロールバーが出現してもその幅が変わりませんでした。 これは、スクロールバーの出現と同時に下マージン(余白部分)が消え去り、そこにスクロールバーが表示されるからです。 何とも言えない仕様です。良いのか悪いのか、下マージンを期待している場合は困った現象となること間違いないでしょう。
最後にN6ですが、これはIE同様に15ピクセルの変化が発生しました。 スクロールバーの幅が15ピクセルのため、このような現象になるのです。 ごく自然な現象ですが、状況に応じて幅が変わるのも非常にデザインしにくい所です。
IE4,5,N6において幅の変化が発生しました。 何れもスクロールバー分減少するものですが、IEでは16ピクセル、N6では15ピクセルと、各々異なる量です。 しかし、スクロールバーの有無に拘わらずこの項目についても最小量はNN3の380ピクセルでした。
ブラウザ | 横(Width) | 縦(Height) | サンプル画面 |
---|---|---|---|
IE4 | 760 | 385 | |
IE5 | 760 | 385 | |
NN3 | 776 | 380 | |
NN4 | 780 | 404 | |
N6 | 792 | 397 |
ブラウザ | スクロールバーなし | スクロールバーあり | 減少量 |
---|---|---|---|
IE4 | 401 | 385 | 16 |
IE5 | 401 | 385 | 16 |
NN3 | 380 | 380 | 0 |
NN4 | 404 | 404 | 0 |
N6 | 412 | 397 | 15 |