次に縦スクロールバーを表示させた状態にして、横方向のサイズを少し小さくしてから横方向の表示幅を調べました。 一般的に1枚の画面に収まるページは少ないでしょうから、この状態が実状に近い状態とも言えます。 結果は表1に示しています。
縦スクロールバーの有無により横幅の変化がどのように現れるかを調査したものです。 まずIEに関していえば、変化はありませんでした。 当然の事ながら1.通常状態での結果でも触れたように常にスクロールバーが表示されているためです。 縦方向にはみ出ても、スクロールバーがアクティブになるだけです。
NN3,NN4はスクロールバーが出現しても、その幅が変わりませんでした。 これは、スクロールバーの出現と同時に右マージン(余白部分)が消え去り、そこにスクロールバーが表示されるからです。 何とも言えない仕様です。良いのか悪いのか、右マージンを期待している場合は困った現象となること間違いないでしょう。
最後にN6ですが、これは表2にあるように、15ピクセルの変化が発生しました。 スクロールバーの幅が15ピクセルのため、このような現象になるのです。 ごく自然な現象ですが、状況に応じて幅が変わるのも非常にデザインしにくい所です。
ここでもIE,NNで仕様が異なる結果を得ました。 しかし幸いなことに何れにしても、横幅ではIEが760ピクセル、縦幅ではNN3が380ピクセルで最も小さいなブラウザの種類と大きさは、通常時と変わりませんでした。
ブラウザ | 横(Width) | 縦(Height) | サンプル画面 |
---|---|---|---|
IE4 | 760 | 401 | |
IE5 | 760 | 401 | |
NN3 | 776 | 380 | |
NN4 | 780 | 404 | |
N6 | 777 | 412 |
ブラウザ | スクロールバーなし | スクロールバーあり | 減少量 |
---|---|---|---|
IE4 | 760 | 760 | 0 |
IE5 | 760 | 760 | 0 |
NN3 | 776 | 776 | 0 |
NN4 | 780 | 780 | 0 |
N6 | 792 | 777 | 15 |