ここまで様々なパターンの状態に対する各ブラウザのサイズを調査してきました。 この中でも特に実用上気を付けなければならない項目について解析してみます。
まず想定される状態を考えてみます。 縦スクロールバーが表示された状態が最も可能性が高いでしょう。 この表示状態は常に発生するため、縦スクロールバーが表示されることを常に想定しておく必要がありそうです。 検索ペインに関しては検索時に必要なものですが、それ以外では不必要です。 これを常に表示している状況は考えにくく、また使っている人がどれ程いるかわからないものに対して、 横幅を犠牲にするのは勿体ない気がします。サイドバーに関してもシェアが少ないことから今のところ無視でしょう。
上記は横幅に対してのものですが、縦幅については常にはみ出るものとして考えておいた方が良いのではないかというのが個人的な見解です。 もしもそこまでレイアウトするならば、ブラウザの大きさを変えられて横スクロールバーが表示されても大丈夫なように想定しておくことでしょう。
次にブラウザの種類ですが現状のシェアを考えると、NN3は無視したいところです。 特にWin,Macユーザーをターゲットにしたようなサイトは特にそれが言えるでしょう。 しかし、企業や学校などでは相変わらず古いPCがあるでしょうから、そのあたりまで考えているなら無視できないところかもしれません。 何れにしても5%以下であることは間違いないでしょうから、自分のサイトがどれくらいの完成度を求めるのか、これによってどうするかを考えればいいでしょう。 その他のブラウザに関してはどうしても無視できません。特に今後はN6の存在が怖いところです。
最後に解像度についてですが、ここでは800*600を想定してそれだけに対して調査してきましたが、これ以外にも640*480、1024*768など様々あります。 しかしここ数年の一般的な解像度は800*600といったところです。 これもブラウザと同じく、自分のサイトがどこまでの完成度を考えているかを考慮して決定すればいいかと考えます。 本来ならば640*480と言いたいところですが、これでは表現できる内容がかなり限られてきますので、デザインとその表示内容との相談でもあります。
以上をまとめると、以下のようになります。